保険

2022/10/31

あいおいニッセイ同和損保/滋賀大学によるビッグデータ専門研究拠点JSSRCが全国の道路舗装状況を把握

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

  • 研究開発
  • 共同研究
  • データ解析
  • DS学部
  • 連携協定あり

車体の上下の動きを表すデータから悪路を可視化

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と滋賀大学が設立した専門研究拠点「日本セーフティソサイエティ研究センター(JSSRC)」は、社用車の走行データを活用した全国の道路舗装状況を可視化しました。
舗装状況の判定には、車体の上下の動きを表すz軸加速度データの時系列変化を使用。揺れの大きさに応じて道路状況を「舗装されている道路・悪路(揺れ小)・悪路(揺れ中)・悪路(揺れ大)」の4レベルに分類し、色分けによる可視化を行いました。
揺れの大きな悪路は、東京・神奈川・大阪・名古屋など都市部で多くみられ、その周辺には比較的揺れの小さな悪路が全国的に広がっていることが確認できました。
より正確な道路状況を把握するため、悪路の走行データのみを使用して、データの密度に基づいたクラスタリングを行うDBSCANを適用しました。これにより、複数車両の走行データから揺れが大きいと判断された悪路を把握し、より信頼度の高い道路状況を把握することが可能となりました。

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専門領域キーワード機械学習、信号処理、可視化

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