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2024/07/08

ワッツが経営する100円ショップの品揃えの最適化をPOSデータから分析

株式会社ワッツ

  • 課題発見
  • 戦略立案
  • 最適化
  • 仮説検証
  • 共同研究
  • データ解析
  • DS学部
  • 連携協定あり

店舗品揃えを体系化したモデルを構築し、店舗で運用

「ワッツ」「meets.」「シルク」などの「100円ショップ」を経営するワッツ株式会社。競合他社と比較して、店舗面積・立地特性などの店舗形態が多岐に渡っており、売場面積も比較的、小型の店舗が多いことから、店舗ごとに、お客様が必要とされる商品を厳選するなど、在庫水準を意識しながら個々の商品を品揃え・陳列することが、同社にとって重要な戦略であると同時に、各店舗の日々の課題となっていました。

同社では2015年以降、順次、導入を進めていたPOSレジによって取得した、いわゆる“POSデータ”が蓄積。店舗立地、来店客の属性といった情報等を含め、「データに基づき、個々の商品群の強み弱みを分析・体系化しつつ、店舗ごとの需要を予測ができれば、小さな店舗であっても、お客様から支持されるのではないか」という社内での議論を経て、滋賀大学との共同研究につながりました。

共同研究では同社の事業内容を詳細にお聞きし、同社保有データをもとにミーティングを重ね、トライ&エラーを繰り返しながら、分析が進められました。

1年間の共同研究の結果、幾通りかの店舗品揃えを体系化した「マトリクスフラグ(同社造語)」というモデルを生み出し、2022年9月より実運用を開始。店舗によっては売上が前年比を超え、在庫数量は減っているものの、販売アイテム数は増加するという「品揃えの最適化」が進んでいる結果が得られている店舗も出てきています。

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