製造
2025/12/12
タキイ種苗で種子発芽・苗の画像解析に関する学術指導を実施
タキイ種苗株式会社
- 価値創造
- 学術指導
- DS学部
種子の品質管理の効率化と高精度化をめざす
滋賀大学はタキイ種苗株式会社と2021年より学術指導契約を締結し、種子発芽・苗の画像解析に関する学術指導を実施しています。
種子の品質管理において、種子の発芽率を種子の状態から予測する技術は高品質な種子を提供する上で重要な技術となります。学術指導では、画像認識技術を用いた種子の検出技術と機械学習手法を用いた発芽予測モデルの開発について技術提案を行いました。
OpenCVを用いて種子の位置と個数を安定に検出する手法と、得られた種子領域の輝度値から種子の発芽の有無を予測するクラス分類モデルの構築、さらに分類に用いる特徴量の選択技術について提案を行いました。また、機械学習手法の構築のために必要なアノテーションデータを収集するために、種子の画像に対して簡便な方法でアノテーションができるツールの開発について技術指導を行いました。これらの技術により、種子の品質管理の効率化と高精度化をめざしています。

| 専門領域キーワード | 種子画像解析 |
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