運輸
2025/12/12
東海旅客鉄道株式会社で人材育成プログラムを開講
東海旅客鉄道株式会社
- 人材育成
- 講師派遣
- DS学部
業務での課題解決をめざしてデータを分析・報告
東海旅客鉄道株式会社(JR東海株式会社)は、データ活用によって鉄道の安全・安定運行、駅サービスの向上、設備メンテナンスの効率化などに取り組んでいます。そして2024年度からは滋賀大学と、「データを活用した課題解決のスキルを磨く」とともに、「データを活用して業務を推進する中核人材を育成する」ことを目的とした人材育成プログラムを開講しました。本プログラムでは、講義や実践的な演習を通じて、参加者が自社の課題に即したデータ活用力を高め、業務改善や意思決定に貢献できる人材としての成長を支援することを目指しています。
JR東海からは10名の社員が参加し、滋賀大学大学院データサイエンス研究科で開講されている講義のオンデマンド動画を視聴して知識を深めるとともに、オンラインで全5回の指導会を行いました。指導会では参加者10名を5名ずつの2グループに分け、社員一人ひとりが普段の業務で扱っている課題に対してデータを活用した解決を目指して行った分析の進捗報告をしました。その発表を聞き、滋賀大学の教員がアドバイスを行いました。電車の異常を早期に発見することを目指した予兆検知や、改札におけるトラブルの削減を目指した要因把握など、多岐にわたる課題があり、広い範囲でデータ活用が有効であることを確認することができました。
オンデマンド講義の内容
第1回:教師あり学習(スパース推定) 松井 秀俊 教授
第2回:教師あり学習(ニューラルネットワーク) 田中 琢真 准教授
第3回:モデリング基礎理論(因果推論) 清水 昌平 教授
第4回:教師なし学習(異常検知) 笛田 薰 教授
第5回:時系列モデリング 岩山 幸治 准教授
| 専門領域キーワード | 人材育成 |
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