通信
2024/12/06
生成AIを活用した提案書の内容解析をNTTデータグループと研究
株式会社NTTデータグループ
- 価値創造
- 研究開発
- 共同研究
- DS学部
- 連携協定あり
多言語原語モデル(LLM)の技術を適用し提案書を診断
株式会社NTTデータグループと共同で、RFP診断における生成AI活用の研究に取り組んでいます。RFP(Request for Proposal、提案依頼書)とは、企業がITシステム導入時に、候補となるIT企業から具体的な提案を求めるための文書です。この文書には、必要な機能や要件、解決をめざす課題などの詳細が記載されており、発注者と受注者が初期段階で情報や要件について共通の理解を持つことで、将来生じうる問題を未然に防ぐことを目的としています。実際にRFPを受領したIT企業は、提案書に記された開発機能、開発スケジュール、開発タスクなどを検討します。このプロセスには、提案書を作成する部門とは異なる第三者によるチェック(RFP診断)が含まれており、現状ではこの診断を人手で行っています。
このRFP診断の効率化と精度向上をめざし、生成AIの活用による内容解析を実施しています。まずは文書内の確認対象箇所の抽出や、要件の明確さの粒度の判定、さらには重大な漏れがないかの網羅性に関する評価の検証を行っています。
システム開発プロジェクトの成功に寄与するため、提案書の初期段階でのチェックにこれまでの専門家の視点に加え、LLM (Large Language Model、大規模言語モデル)の技術を適用することで、リスクの指摘や有益な示唆を得ることを期待しています。
専門領域キーワード | RFP診断、生成AI、LLM |
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