製品の異常検出に向けたAIシステムの開発をめざす

産業資材、ディバイス、メディカルテクノロジーの3つの事業をグローバルに展開するNISSHA株式会社とその生産機能会社であるNISSHAプレシジョン・アンド・テクノロジーズ株式会社との共同研究では、AIを用いたスマート工場化に関するテーマに取り組んでいます。
工場では顧客の満足度向上に向けた製品品質の向上、作業効率や生産性向上への仕組みづくりとそれらを通したDX人材育成を進めています。その一つとして、本研究では製品の半自動外観検査手法の高精度化に取り組んでいます。外観検査は熟練の検査員が長時間取り組む必要があり、トレーニングにかかるコストや検査員への負担は小さくありません。AI検査システムの導入による外観検査の自動化及び高精度化の促進は、作業時間の短縮や省人化等のコスト削減が期待できます。またナレッジやノウハウの蓄積、グループ会社への展開のため、基盤技術構築の一環として、画像データに基づく製品の異常モード検出に向けたAIシステムの開発をめざしています。