イベント

第53回 データサイエンスセミナー

開催日時:2019年03月20日14:00-15:00

開催場所:DSラーニングコモンズ(データサイエンス棟1階)

講演者:岡田 崇志 氏(明星電気)

題 目:「気象災害に備える~ピンポイント・リアルタイム気象観測システムPOTEKAとその観測、活用事例~」

概要:
 昨今多発する気象災害に対して情報の確実性にフォーカスした、「予報」ではなく「速報」情報をピンポイントかつリアルタイムで住民に伝えることが避難情報等の災害救助活動において重要であると、明星電気は考えます。そこで、気象観測網を高密度に配置し、リアルタイムで気象情報の提供を可能とするPOTEKAが捉えた豪雨や突風といった、大災害をもたらす気象観測事例とその効果についてご紹介いたします。

講演者:松井 倫弘 氏(フランクリン・ジャパン)

題 目:「JLDN(Japanese Lightning Detection Network)によって観測された雷データについて」

概要:
 JLDNは1998年より構築が始まり、2003年に南西諸島にセンサーを設置して完成した。現在、JLDNは31基のセンサーで構成され、日本とその周辺部で発生する雷の観測を行っている。JLDNの観測では、年間で300万回以上の雷を観測している。雷の発生頻度や落雷密度は、季節や地域によって大きく異なり、それを分析することで、風力発電所の建設候補地の選定や電力・鉄道・通信といった社会インフラの耐雷設計の最適化が行える。本発表では、発生頻度や落雷密度の事例を紹介しながら、それらへの応用を討議したい。

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