イベント
《2024年1月29日》第145回 データサイエンスセミナー(講演者:安藤大地先生 題目:音楽の生成過程と因果関係・観測データ)
開催日時:1月29日(月) 14:30 ~ 90分
開催場所:545教室 および Web併用(※対象は特に限定しない)
講演者:安藤大地先生(東京都立大学 システムデザイン研究科 インダストリアルアート学域)
題目:音楽の生成過程と因果関係・観測データ
概要:
一般的に人間は、意識することなく音波すなわち空気の粗密を音楽として構造化して認識する能力を持っている。
音楽の構造化は文化によって異なる。例えば日本で教育を受けた人間が「音楽」として認知することが容易な「ドレミファソラシド」という階名も、基底周波数という物理量を基にした倍音列を構造化したものであり、階名そのものは等間隔性を持たないが、人間には等間隔性を持つように聞こえる。
このように、文化に基づく音楽をデータサイエンスで扱い有益な結果を出すためには、ただ物理量を扱えばよいのではなく、音楽そのものの構造を捉え理解し、適切なモデル化を行うことが重要になってくる。
本講演では、音響情報、演奏情報、楽譜情報の3種を例に、「データサイエンスで扱うことができる音楽を表現する数字はどのようなものか」、また「その数字はどのように構造化され生成されているのか」について、音楽家の立場から解説を行う。
お問い合わせは以下のアドレスにメールでご連絡ください。
dser-center@biwako.shiga-u.ac.jp