産官学連携

滋賀大学・サカイ引越センターの共同研究成果を公表

 2023年11月1日、本学と株式会社サカイ引越センターは、「引っ越し事業から得られる地理情報による地域課題抽出 ~地域課題抽出に向けての人流情報の可視化~」のタイトルにて、共同研究成果を公表しました。

 本学と株式会社サカイ引越センターは、本年3月に締結したデータサイエンス分野における連携・協力に関する協定に基づき、複数年にまたがる中長期のロードマップ策定に取り組むとともに、短期的には引っ越しデータの新たな活用プランを策定し、既存のデータによる地理情報の分析と可視化に取り組んでいます。

 今回の成果発表では、サカイ引越センターからの引越情報に含まれる郵便番号情報をもとに、①滋賀県への流入地域の濃淡(大小)による可視化、②引越情報に加えて公共設備(駅等)や行政区域などの情報を統合的に見える化することによる居住地区の特徴の把握、③彦根市を対象として居住誘導区域と洪水浸水想定区域からみた転入者の状況把握、などの研究成果を説明しました。

 また滋賀県知事公室室長にも共同研究成果の概要を報告し、自治体の抱える課題解決のためのツールとなることを期待しているとのお言葉をいただきました。

 今後は、官民データを組み合わせ、①引越しデータと組み合わせた価値創造&新事業創出、②空き家情報、移住情報などと組み合わせた政策分析、を行う予定です。

質疑の様子
会見の様子

お知らせトップへ戻る