産官学連携

開発途上国でのデータサイエンス分野の協働に向け、JICAと連携に関する覚書を締結

 2023年10月4日、本学データサイエンス・AI イノベーション研究推進センターは、独立行政法人国際協力機構(東京都千代田区、以下「JICA」)とJICAが協力を展開している開発途上国でのデータサイエンス分野の協働を目的として、連携に関する覚書を締結しました。

 具体的な連携活動の第一弾として、滋賀大学が開発したオンライン教材(日本語)をJICAが英語に翻訳し、ブータンで実施する現地の若者向けデータサイエンス講習で活用します。

 JICAは、開発途上国の課題解決のための20のグローバルアジェンダの1つとして「デジタル化の推進」を掲げており、開発途上国のデジタル化推進による課題解決と価値創出、その基盤整備として情報通信環境の整備、人材育成に取り組んでいます。特に、ブータンではデジタル化の推進を重要政策として位置付けており、デジタル化を支える人材の育成が急務となっています。ブータン政府は現在、若年層に対するデータサイエンス教育プログラムを作成しており、今回、JICAに協力の要望がありました。

 このような背景を踏まえ、まずはブータンにおいて、滋賀大学が開発した「高校生のためのデータサイエンス入門」のコンテンツを活用し人材育成を図ること、また今後ブータンでの経験を活かし他の開発途上国においてもデータサイエンス分野での連携協力を進めてまいります。

協定書を披露する木村所長(右)と笛田センター長
関係者との記念撮影

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