お知らせ
大平雅子副センター長が「Well-being in Nature」可視化実証実験発表会に参加
11月4日、本学は淡路島・農家レストラン陽燦燦にて開催された「Well-being in Nature」可視化実証実験発表会に参画しました。本実証は、農業・食・自然体験を通じて人々のウェルビーイング(心身の健康と幸福感)を科学的に可視化・評価することを目的とし、産官学連携による共同研究の一環として実施されました。
本イベントには、一般社団法人Well-being in Nature、株式会社パソナグループ、ヤンマーホールディングス株式会社、TOPPAN株式会社、自給自足カレッジ株式会社、イヴケア株式会社、滋賀大学などが共同研究機関として参加し、各代表者による挨拶と今回の共同研究に対して期待する事について各社様からのご意見を頂きました。
本学からは、データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター副センター長で教育学部の大平雅子教授(予防医学)が登壇し、可視化実証実験の研究設計と評価手法について説明しました。また、大平教授が取締役を務めている滋賀大学発ベンチャーのイヴケア株式会社は、大学の研究成果を社会実装することを目的に設立されたヘルスケア系ベンチャーであり、今回の実証では、農作業・食体験前後の「こころ・からだ・きずな」の変化を科学的に評価する役割を担います。
当日は、農作業(ケール収穫・ハーブ摘み)や食体験(地元食材による調理・試食)を含む体験会が実施されました。 また、こうした自然体験が心身に与える影響を可視化する手法のデモンストレーションとして、唾液採取や質問紙調査による心理・生理的評価も試験的に行われました。滋賀大学は今後も、地域資源を活用したウェルビーイングの科学的評価と社会実装に向けた研究を推進し、産官学連携による持続可能な社会の構築に貢献してまいります。

