エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社と連携協定を締結
10月27日、滋賀大学データサイエンス・AI イノベーション研究推進センター(以下「滋賀大学DS ・AIセンター」)と阪急百貨店や阪神百貨店などを展開するエイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(以下、「H2O」)は、産学連携の強化を目的とした連携協定を締結しました。


[概要]
この度の協定は、地域社会および企業活動におけるデータ活用の可能性を広げ、次世代を担う人材の育成と社会課題の解決に向けた取り組みを一層加速させるものです。
[背景]
これまで両者は、H2Oが保有する百貨店や食品スーパーのID-POSデータ、スマートフォンアプリ「まちうま」などの行動データを活用し、顧客体験価値の向上やパーソナライゼーションの実現、BtoBビジネス開発に資する課題解決型の研究を推進してきました。
また、本学の学生が参加するゼミ形式の共同研究では、ユーザー行動の分析や購買履歴の空間的傾向の把握などを通じて、企業のマーケティング戦略に貢献する知見を得るとともに、実践的な人材育成にも寄与しています。
▼経済学部 後藤ゼミとの中間報告会と百貨店見学(2025年3月)
▼月刊「統計」8月号での連携紹介
https://www.jstat.or.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/2025_08_p52-53.pdf
[今後の展開]
本学では、データサイエンスを軸とした産学連携の拠点として、新たに「イニシアティブ棟」を開設し、企業・自治体との協働体制を強化しています。
今後は、同棟内にある3つの共同研究センターに加え、第4の拠点として新たに設置した「リサーチコラボレーションスペース」を活用し、教員との密接な連携による共同研究・技術開発をさらに加速させてまいります。
また、インターンシップ・採用連携・共同プロジェクトなどを通じて、次世代のデータサイエンス人材の育成と共同研究成果の社会実装に取組みます。
滋賀大学は、産学官が連携し、共に未来を創る“オープン・イノベーション・ハブ”としての役割を担っていきます。

