産官学連携

本学発ベンチャー企業の活動拠点「ウモレギソウ」が始動、開所式を盛大に開催

 2025年4月26日、滋賀県彦根市本町にて、能勢鋼材株式会社が開設した産官学連携拠点「ウモレギソウ」の開所式が開催されました。

 「ウモレギソウ」は、能勢鋼材株式会社、同社関連企業で本学発ベンチャー企業であるディナレッジ株式会社および本学の連携により築100年の町家をリノベーションし、データサイエンスとものづくりの融合を通じた研究・教育・事業創出の拠点として開所されたものです。
 その名称は、彦根藩主・井伊直弼公が若き日に学びを深めた「埋木舎(うもれぎのや)」に由来しており、直弼公が「世に埋もれても志を失わず学び続ける」姿勢を貫いたように、本施設もまた、時代を切り拓く知の拠点として、データサイエンスを軸に多様な人々が交わり、新たな価値を創出する場となることを目指しています。
今後、寺子屋塾の開催やデータサイエンスの実装支援など、実践的な学びと共創を推進する多様な取り組みが展開されるものです。

 当日は、福田達夫 衆議院議員、飯田健太 中小企業庁次長、本学の竹村彰通学長をはじめ、本学在学生や卒業生、地域の企業関係者など、多様な方々が参集されたなか、式典での、テープカットや高崎だるまへの目入れの儀に続き、福田代議士を中心としたトークセッションや交流会が行われ、立場を超えた活発な意見交換が行われました。

 その後、福田議員や能勢鋼材一行は本学彦根キャンパスに新設された「イニシアティブ棟」を視察されました。
 同棟は、学生・教職員・企業関係者が自由に交流し、アイデアを形にするための空間として設計されており、今後の産学連携のさらなる推進とイノベーション創出を目指してオープンした共創拠点です。
 視察では、約10年にわたり行ってきた本学データサイエンス教育研究活動について、竹村学長、須江理事、市川DS学部長などから説明を行い、福田議員からは未来社会を担う高度データ人材の育成と先端研究の推進を一層頑張ってもらいたい、との激励を賜りました。

 本学は今後も、地域社会と連携しながら、我が国のデータサイエンス教育・研究をけん引し、Society5.0社会の形成に貢献してまいります。

高崎だるまを囲んで
竹村学長による来賓あいさつ
(後方ウモレギソウは福田議員ご揮毫)
本学のデータサイエンス教育研究活動を説明する竹村学長
福田議員を囲んで

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