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《2025年7月24日》第197回 データサイエンスセミナー(講演者:佐野 隆司 先生/鶴岡 昌徳 先生 題目:「オークション理論研究の最先端-より「良い」公共工事のための入札制度設計ー」)(第13回 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター・経済経営研究所ジョイントセミナー)
※本セミナーは、データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター・経済経営研究所とのジョイントセミナーです。
・日時:2025年7月24日(木) 16:10 ~ 90分
・場所:士魂商才館セミナー室Ⅰ および Web併用
(※ 対象はデータサイエンス学系教員、彦根地区教員、大津地区教員、データサイエンス学系大学院生、経済学研究科大学院生)
・講演者:佐野 隆司 先生(横浜国立大学大学院国際社会科学研究院 教授)
鶴岡 昌徳 先生(横浜国立大学大学院国際社会科学研究院 准教授)
・題目:オークション理論研究の最先端-より「良い」公共工事のための入札制度設計ー
・概要:
政府や企業などが財やサービスを買うときの調達入札において、「価格」と「品質」をどう評価して落札者を決めるか、というスコアリング・オークション(総合評価方式)の仕組みに関する2編の論文を報告していただきます。
今回の研究で特に注目されているのは、入札額と品質を「価格÷品質」という比率(PQRルール)で評価する方法です。たとえば、品質が高ければ少し高い価格でもOK、逆に品質が低ければ安くないと選ばれない、というような基準です。現実の公共調達や企業のサプライヤー選定では、「価格だけで選ぶのはよくない」「でも品質をどうスコア化するかは難しい」と常に悩まれていますが、この研究は、公共入札のルール設計そのものを見直すヒントを与えてくれるものです。
お問い合わせは以下のアドレスにメールでご連絡ください。
ebr@biwako.shiga-u.ac.jp