お知らせ
経済学部・後藤良介ゼミが阪急百貨店見学およびH2Oリテイリング社員へのヒアリングを実施
2025年3月10日、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(以下、H2Oリテイリング)の協力のもと、経済学部・後藤良介准教授のゼミ生が、阪急百貨店「阪急うめだ本店」の売り場見学とH2Oリテイリング社員へのヒアリングを実施しました。この活動は、実際の店舗運営や販売促進手法について深く学ぶ貴重な機会となりました。
経済学部・後藤ゼミでは、H2Oリテイリングが保有する「阪急うめだ本店」、「阪神梅田本店」の百貨店販売データを基に、ゼミ生がデータ解析を行っており、2025年3月3日には、中間発表会を行いました。
今回の売り場見学では、各フロアーを巡り、売り場構成や商品の特徴を詳しく観察しました。食品売り場では食品の陳列方法、ラグジュアリー商品や化粧品売り場ではブランド戦略などに着目して考察を深め、催事場では、特定期間限定のイベント(ホワイトデー)の集客力を目の当たりにしました。
また、H2Oリテイリング社員へのヒアリングでは、売り場面積と売上げの関係性について実例を交えた説明があり、ゼミ生は売り場レイアウトが顧客に与える影響を理解しました。また、各フロアーが対象とする顧客年齢層やフロアー配置の意図について社員の方から詳しく教えていただき、顧客動線設計の重要性を学びました。さらに、買い物かごやカートが販促に果たす具体的な効果に関する知見を得られたことは、購買行動分析への応用可能性を示唆しました。
今回の見学と意見交換は、理論と実践をつなぐ学びの場となり、ゼミ生一同にとって非常に有意義な経験となりました。この学びを活かし、今後の分析活動をより深めていきたいと考えます。
