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深谷良治DS・AIイノベーション推進センター長が滋賀県産業支援プラザ主催「ものづくりIoT研究会」で講演

 2025年3月7日、大津市のコラボしが21にて、公益財団法人滋賀県産業支援プラザ主催の「ものづくりIoT研究会」令和6年度 第2回定例会が開催されました。今回のテーマは、「データサイエンスで世界を変える~成功する中小企業のためのデータ活用~」。本学データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター長の深谷良治教授が冒頭で登壇し、講演を行いました。本イベントには、県内の中小企業・中堅企業からグローバルに事業を展開する企業まで、87名の方々が参加し、データ活用の可能性について熱い議論が交わされました。

 深谷教授は、「デジタル時代を勝ち抜くために、データの力を解き放つ」というテーマで、デジタル技術の急速な進化に伴い、企業が競争力を維持・強化するためにはデータサイエンスの理解と活用が不可欠であることを強調しました。

 講演では、業務課題の発見方法やデータの整理・分析手法、分析結果を業務に活かす実践的なアプローチといったステップを具体的な事例を交えて解説しました。さらに、日本が「課題先進国」として持つ経験(暗黙知と形式知)をどう活かすか、また、製造業のものづくりの強みを活かしながら「身の丈に合った変革」を進めるための実践的なアドバイスを提供しました。

 その後の研究会では、滋賀大学発ベンチャーであるディナレッジ(株)の柴坂仁志代表取締役が登壇し、「AI・データ活用による新価値創造ビジネス」と題した講演を実施。配送最適化アプリ開発におけるデータ活用事例を紹介しました。また、県内中小企業によるDX推進補助金を活用したDX事例発表も行われ、参加者同士での活発な意見交換・情報共有が行われました。

 本研究会を通じて、多くの企業がデータ活用の可能性を再認識し、実際の業務への応用に向けた新たなヒントを得る場となりました。滋賀大は、地域産業の新たな価値創造を支援するための活動を継続してまいります。

講演の様子
講演の様子
講演する深谷教授

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