お知らせ

「データモデリング研修」をNISSHA株式会社にて実施

 2025年1月から2月にかけて、本学のデータサイエンス・AIイノベーション研究推進センターの深谷良治教授(同センター長)、松原悠助教、海老原吉晶客員研究員が、NISSHA株式会社にて全4回の「データモデリング研修」を実施しました。

 本学はNISSHA株式会社と連携協定を締結しており、2024年の7月から9月にかけては「データマネジメント研修」を実施しました(詳細は以下の参考サイトを参照)。今回の研修はこの続編として、ビジネスにおけるデータ活用のカギとなる、「データモデリング」の考え方を講義と演習を交えながら学ぶものです。

 研修には同社のIT部門の社員ら13名が参加しました。まず、前半2回の講義では、「データとビジネスの関係」や「データモデリングの手順」の概要を説明しました。その後、後半2回の演習においては、グループワークを通じて、データモデリングの手順を実際に体験しました。具体的には、あるイタリアンレストランのケースを想定し、SWOT分析・ビジネスモデルの作成・プロセスモデルの作成・概念データモデルの作成といった、ビジネスの動態と自分たちが策定したビジネス戦略を効果的にデータに写し取っていくためのデータモデリングの手順を実行しました。また、グループごとの結果発表では、業務部門との対話を想定したファシリテーションの演習を兼ねた、心理的安全性を意識した意見交換を行いました。

 受講後の感想としては、「実務では一発勝負で常に本番となるため、このような機会であらためて自由に議論できたのがよかった」「同じ題材を想定していても、ビジネスの戦略次第でデータモデルが異なるということを体験できた」といったものがあり、今後、得られた知見をさらに深めてシステム開発のプロセス等で活用していきたいとのことでした。

研修プログラムの概要

データモデリングの演習・発表の様子

データモデリングの演習・発表の様子

<参考サイト>
「データマネジメント研修」をNISSHA株式会社にて実施
https://www.ds.shiga-u.ac.jp/information/1313/

NISSHA株式会社と連携協定を締結 -データサイエンス分野における産学連携の取組を推進-
https://www.shiga-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/20230516_pr.pdf

お知らせトップへ戻る