滋賀大学×平和堂×三井住友カード学生最終報告会 開催
2025年2月4日、滋賀大学で滋賀大学、株式会社平和堂(以下、平和堂)、三井住友カード株式会社(以下、三井住友カード)の連携によって実現した学生による最終報告会が開催されました。この会は、今年度6回の中間報告会を経て、最終報告会として実施されたものです。
滋賀大学は2023年に平和堂・三井住友カードと連携協定を締結し、活動を推進しています。平和堂と三井住友カードが保有する様々な消費統計データを提供いただくことで、学生は実際の企業活動の問題に取り組むプロジェクトを通じて、実務経験を積む機会を得ることができます。これは学生にとって企業活動をより深く知る機会となるばかりか、学生がこれまで学んできたデータサイエンスの知識の実践として応用でき、実際の企業活動で役立つスキルを身につけることができるようになります。このように滋賀大学は、単にデータを分析するだけでなく、その分析結果をもとに企業に提案まで行います。更にその提案に基づいて企業と一緒にアクションを起こしその結果まで探求するというところまで、貴重な実践教育が実現できています。
今回の発表会では、平和堂、三井住友カードから提供された消費統計データをもとに、データサイエンス学部の学生3名からその分析結果の発表が行われました。教員からは学術の観点から、企業側からは企業活動の観点からそれぞれ活発な質問が寄せられました。発表後、企業からは小売業界の将来見通しやデータサイエンスの知識は今後ますます重要になること、課題の発見・設定からデータ分析後の価値創造など分析の前後の活動も重要であること、机上だけでなく現場に出る重要性など学生に対して多くのエールをいただき、今後の活躍に対する期待の高さを感じることができました。
滋賀大学はこれからも平和堂、三井住友カードと手を携え、実践的な教育活動を積極的に推進してまいります。
発表テーマ
・特定保健用食品の顧客特徴把握と見込み顧客獲得へのアプローチ
・小売業におけるデータ駆動型来店客数予測モデルの開発
・ID-POSデータを用いた優良顧客(ロイヤルカスタマー)における部分離反予測モデルの構築と離反要因の検討
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