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《2025年3月24日》第188回 データサイエンスセミナー(①講演者:岩田 直也 先生 題目:「ヒューマニテクストの展開:西洋古典から日本文学・法令まで」②講演者:田中 一孝 先生 題目:「ヨーロッパ哲学の伝統はアリストテレスへの脚注である:注釈と原典を結びつけるデジタルアプローチ」③講演者:小川 潤 先生 題目:「ヒューマニテクスト利用者の関心把握に向けて:Humanitext Analyticsの実装と利用」)

日時:2025年3月24日(月) 13:00 ~ 90分

場所:R545およびWeb併用 (※対象は特に限定しない)

講演者:①岩田 直也 先生(名古屋大学)
    ②田中 一孝 先生(桜美林大学)
    ③小川 潤 先生(国立情報学研究所)

題目:①ヒューマニテクストの展開:西洋古典から日本文学・法令まで
   ②ヨーロッパ哲学の伝統はアリストテレスへの脚注である:注釈と原典を結びつけるデジタルアプローチ
   ③ヒューマニテクスト利用者の関心把握に向けて:Humanitext Analyticsの実装と利用

概要:
①本講演では、西洋古典研究向けの対話型AI「ヒューマニテクスト」のシステム概要を紹介し、その技術基盤を日本文学や法令・議事録など多様なテクスト領域へと展開している現状を報告します。大規模言語モデルとRAG(Retrieval-Augmented Generation)を組み合わせたアーキテクチャの利点を具体例とともに示し、人文学研究や社会情報分析における新たな可能性を考察します。

②ヨーロッパ哲学における注釈の伝統を背景に、アリストテレスの原典と膨大な古注をリンクトデータで結びつける「Aristotle Reader」開発の試みを紹介し、人文学における2次文献データベース構築について考えます。

③本講演では、利用者が関心を持った著作家や作品、質問・回答の内容を記録した利用データを用い、その統計や、質問・回答文章のテクスト分析に基づく探索・可視化を行うシステムとして開発しているHumanitext Analyticsを紹介するとともに、利用者の関心把握や対話システムへのフィードパックの可能性について考察します。

お問い合わせは以下のアドレスにメールでご連絡ください。
dser-center@biwako.shiga-u.ac.jp

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