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鳥取県産業振興機構主催「スマートものづくりシンポジウム」にて、深谷教授が基調講演

 2024年10月23日、鳥取県産業振興機構が主催するIoT・AI活用セミナー「スマートものづくりシンポジウム」にて、滋賀大学データサイエンス・AIイノベーション研究推進センターの深谷教授が基調講演を行いました。セミナー会場には鳥取県産業振興機構が運営するIoT導入人材育成スクールの受講生や、20代から50代の幅広い層にわたる鳥取県の中堅企業の社員が多数集まりました。

 今回の講演は、製造業の現場からグローバル展開、さらにはDX(デジタルトランスフォーメーション)までを視野に入れた研修プログラムの一環であり、深谷教授は「デジタル時代を勝ち抜くために、データの力を解き放つ」というテーマで事例を豊富に交えた講演を展開しました。講演では、ものづくりの現場に深く根ざした実践的な知見に基づき、データの活用が企業競争力をいかに高めるかについて触れ、問題の本質に迫る課題抽出やデータ整備、定量的思考のできる組織能力の重要性を強調しました。また、課題先進国としての日本の知見を生かし、現場での小集団改善活動など、具体的な取り組み策に関してのディスカッションも行われました。

 参加者からは、「ものづくりにおけるデータの力の重要性を改めて実感した」、「データサイエンスを学ぶ入り口を知ることができた」、「製造業の中で統計学を活用できる部分が多いと感じた」との声が寄せられ、セミナーが与えた影響の大きさがうかがえました。滋賀大学は、データを活用したDX時代における競争力の強化を支援するため、今後も企業との連携を推進していく予定です。

講演の様子

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