産官学連携

滋賀大学・日東電工デジタルイノベーション研究開発センターの合同テーマ報告会を開催

 2024年9月30日、滋賀大学彦根キャンパスにて、滋賀大学・日東電工デジタルイノベーション研究開発センター(以下NSIC)の合同テーマ報告会を開催しました。

 滋賀大学と日東電工株式会社(以下Nitto)は2017年から共同研究による連携を開始し、2022年に設立したNSICでは、Nittoの材料実験・製品設計分野に跨る広範な知見と経験、株式会社日東分析センターの多用な材料評価・分析データを導き出す技術に、滋賀大学のデータサイエンス・AI技術を掛け合わせて、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代を切り開こうとしています。

 報告会では、冒頭に深谷NSICセンター長より開会の挨拶があり、NSICが滋賀大学にとって非常に重要な位置づけであることが強調されました。また、学術研究と実践的な企業の課題解決を融合させる「化学反応」の場として、NSICに大きな期待が寄せられていることが述べられました。その後、飯山教授、松井教授、江崎准教授をはじめ、各グループの研究者から、①画像処理技術の向上、②データ解析手法の開発、③データクレンジングに関する新たなテーマについて、それぞれ概要紹介と進捗報告が行われ、活発な議論が交わされました。その後、青木日東電工株式会社上席執行役員兼日東分析センター代表取締役、佐竹日東電工株式会社副CTO全社技術部門研究開発本部長、竹村学長より講評をいただきました。それぞれ共同研究成果の大きな可能性や、同社コア技術への展開に対する期待が示され、さらに学術的な成果への期待も込められました。今後NSICは、価値創造に向けた情報共有とさらなる連携を通じて、共同研究活動の一層の推進を目指してまいります。

飯山教授による画像処理技術の向上に関する報告
講評を行う竹村学長

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