産官学連携

「データマネジメント研修」をNISSHA株式会社にて実施

 2024年7月から9月にかけて、本学のデータサイエンス・AIイノベーション研究推進センターの深谷良治教授(同センター長)、松原悠助教、海老原吉晶客員研究員が、NISSHA株式会社にて全6回の「データマネジメント研修」を実施しました。

 NISSHA株式会社は本学と連携協定を締結しており、効率性・生産性向上のため、生産プロセスや間接業務などのIT化・自動化など、DXを積極的に進めるとともに、それらを担う人材の育成にも取り組んでいます。 本研修では、AIの活用においても重要な要素となる「データの質」を管理し向上させていくための基礎となる考え方や手法を紹介しました。

 本研修には同社のIT部門や事業部門の社員ら約10名が参加し、オンライン講義と実地での演習を交えながら学びました。前半3回の講義では、「データ処理基盤とデータエンジニアリングの概要」「データの仕様と中身の確認」「データ品質のアセスメント」等についての基本的な考え方を扱い、後半3回の演習では、模擬データを活用しながら、「データ品質のアセスメント」に関する内容を中心として、分析の目的定義から実際のデータクレンジング手法に至るまでの内容を実習形式で扱いました。
 受講後の感想としては、「これまでに実務でデータを扱った経験はあったが専門的な概念や最新の状況について改めて学ぶことができてよかった」「実際のデータでよく見られるようなデータの質の問題やその対処方法について、実際に手を動かしながら学ぶことができて参考になった」といったものがあり、今後、得られた知見を社内でのデータマネジメントの取り組みに活用していきたいとのことでした。

研修プログラムの概要
実地での演習の様子(第6回)

<参考サイト>
NISSHA株式会社と連携協定を締結 -データサイエンス分野における産学連携の取組を推進―
https://www.shiga-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/20230516_pr.pdf

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