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JR東海 施設業務研究発表会にてデータサイエンス・AIイノベーション研究推進センター深谷教授が講演

 2024年8月22日、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)主催の「令和6年度 施設業務研究発表会(第36回 全社大会)」にて本学のデータサイエンス・AIイノベーション研究推進センターのセンター長である深谷良治教授が「データ主導で切り開くデジタル時代の未来」と題する特別講演を行いました。

 JR東海は、各職場における業務改善および技術力の維持向上を目的とした、施設業務研究発表会を毎年開催しています。今回は、副会長、副社長、本部長、支社長などの経営幹部が列席する中、保線、土木、建築の各部門から計16件の業務研究発表が行われました。会場には250名が現地で参加し、リモート視聴者を含めると、合計で700名を超える社員が参加し、非常に活気に満ちた発表会となりました。

 研究発表に続いて行われた特別講演では、深谷教授が登壇し、JR東海が進める業務改革や業務の効率化・高度化におけるデータサイエンス技術活用の重要性について講演しました。講演では、予防保全、異常検知、品質管理、物流効率化といった課題に対する具体的な解決事例が紹介され、データサイエンス・AI技術の現状と将来的な発展方向について触れられました。特に、衛星データを活用した漁場予測や、車の走行データを用いた悪路の可視化といった社会実装事例は、参加者にとって新たな知見を得る貴重な機会となりました。

 深谷教授は講演の中で、数理・データサイエンス・AIの基礎を理解する人材育成の重要性を強調されました。質疑応答では、レベル別にリテラシーを向上させるための具体的なアドバイスも提供され、活発な意見交換が行われました。
 滋賀大学は、今後もデータサイエンスやAIを活用した産業界との共同研究、学術指導、人材育成プログラムの展開を積極的に推進してまいります。

講演する深谷教授

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