データサイエンスの教育機関が共同で発展をめざす

データサイエンスの専門学部・学科・研究科・専攻等による「データサイエンス系大学教育組織連絡会」が2020年8月に発足。当初の会員は滋賀大学データサイエンス学部を含む6団体でしたが、2022年11月現在、参加会員は9団体となりました。

当組織では教育・研究・運営のあり方等について継続的な議論を行い、大学および大学院におけるデータサイエンス分野の教育・研究を推進、 産官学の直接的な対話の促進、対外的な意見や要望の発信によって、 我が国におけるデータサイエンス教育・研究、科学技術や経済社会の発展に寄与することをめざします。

なお、2020年11月に当組織から、「データサイエンス系専門学部の充実・開設に向けた教員養成に関する要望」として、以下の声明文を出しています。

（前略）現状ではデータサイエンス系の専門教員、中でも特に統計教員の不足が深刻であり、社会が求める専門学部の開設の障害となっている。このため、質の高い多くの専門教員の養成が喫緊の課題である。このような中で、文部科学省より「統計エキスパート人材育成プロジェクト」が示された。このプロジェクトによりデータサイエンス系の専門教員の育成が進むことは大いに歓迎すべきことである。
このプロジェクトの推進にあたり、専門教育に対する資源配分が十分ではないという観点から、当連絡会は以下の点を要望するものである。

• 国公私を問わず、データサイエンス系専門学部の充実・開設に意欲的に取り組む大学への人材育成の支援に努めること
• 大学におけるデータサイエンス教育を担当できる質の高い教員の育成に努めること