滋賀大学が西の人材育成の拠点に

諸外国と比較して不足している日本のデータサイエンス分野の大学統計教員の育成を行う「統計エキスパート人材育成事業」。2021年8月、同事業に参加する27の大学等によって「統計エキスパート人材育成コンソーシアム」が設立されました。

同事業は文部科学省政策の一環として、大学共同利用機関「情報・システム研究機構」の統計数理研究所が中核機関として取り組むものであり、滋賀大学はコンソーシアムの西の育成拠点として参加しています。

同事業では、今後5年間に少なくとも30名の大学統計教員を育成すると同時に、育成された教員が所属する大学等における人材教育を通じて、10年間で約500名の統計エキスパートを育成することをめざしており、我が国のデータサイエンス教育研究の高度展開に貢献するものです。

滋賀大学は国内初のデータサイエンス学部、大学院データサイエンス研究科、国内最大規模のデータサイエンス・AIイノベーション研究推進センターを有し、本格的なデータサイエンス教育研究の展開、企業等からも高い評価を得ております。これらの実績を基に、統計数理研究所のサテライト施設を学内に設け、西日本を中心に各大学から派遣される研究者の統計教員への育成を図るなど、この事業を全面的に支援してまいります。